令和2年1月23日(木)18:30~20:00紀南病院4階講義室にて事例検討会を開催いたしました。
前回に引き続き「入院・退院時の困りごと」をテーマに、今回は居宅介護支援事業所のケアマネージャーの方と、病院で相談業務に携わる方をメインに在宅からの入退院について話しあっていただきました。
他にも看護師の方も参加してくださり、5つのグループに分かれ、グループワークをして日頃「入院・退院」について感じている疑問、意見などを話会っていただきました。
テーマ「入院・退院時の困りごと」
グループワークで出たご意見(一部抜粋)
【入院時の困りごと】
「夜間、救急外来を受診したが、入院にならなかった。独居の場合一晩泊めてほしい。特に、ストレッチャーが必要な方は帰宅方法に困る。」
「入院決定するまでの時間が長い。待っている間、途中経過を説明してほしい。」
【退院時の困りごと】
「介護サービス調整のため、早めに連絡が欲しい。急に決まって困ることがある。」
「看護サマリーについて、退院後の注意点申し送り事項などがあるとありがたい。」
グループごとの発表を聞き、あいくるアドバイザー医師(紀南病院 濱口政也氏)が医療的な解釈や感想を話しました。
また、紀南病院 看護部長(廣畑静氏)より病院の仕組みとして、ケアミックス・各病棟(急性期・地域包括・回復期リハビリテーション)の説明・在院日数の理由などについて説明もありました。
【事例検討会終了後、いただいた感想】(一部抜粋)
「もう少し、深めたかったです。」
「病院側の現状がよくわかって良かったです。精神疾患の方について、熊野病院の現状もわかって良かったです」
「紀南病院の動き、流れ、ケアマネ、地域とのつながり、病院との思いの差を感じる場面があった。地域連携という意味でも意見の交換は大切。」
「CMの業務は広範囲、もう少しCM側の話が聞きたかった。時間の遅い帰宅の困難さを改めて理解した。認知症患者の対応は在宅でも困っていて、改めて大変さを理解した。」
「病院側と介護現場側の相互理解が深められてとても良かったです。病院側も大変苦労されていることが改めて知ることができて良かったです。」
約40名の方にご参加いただきました。お忙しい中、ご参加ありがとうございました。
「もう少し、深めたかった」というご意見を多くいただきました。
次回はテーマを絞り意見交換できるものが良いかと考えております。
また、次回開催が決まりましたらお知らせさせていただきますので、ご参加よろしくお願いします!